夏には涼しい風、冬には暖かい風。年中ほぼ休まずに動いているエアコン。普段何気なく使用しているエアコンですが、実は大きな落とし穴があるんです。
「最近急に電気代が高くなった」と感じたことはありませんか?
日頃のメンテナンスを怠っていたり、自分では届かない部分には自ずと汚れが溜まっていきます。汚れが溜まり綺麗では無くなるとエアコン本来の性能を発揮できません。
人が重りをつけた状態で走るといつも以上に疲労をしてしまうのと同じ様に、汚れが溜まったエアコンは徐々にエネルギーを多く消費していきます。結果、電気代が高くなるのです。
今回は、エアコンを綺麗に保ち電気代を節約する方法をお伝えしていきます。エアコンを綺麗にして電気代の節約を目指しましょう。
●エアコンを綺麗にする手順
エアコンを綺麗にする時に清掃するべきポイントは大きく分けて4つあります。それぞれまとめていきますので確認していきましょう。
・フィルター
自分で綺麗にできる一番簡単な部分がエアコンのフィルターです。壁に付けられているタイプであればほとんどの場合、正面のふたを持ち上げることで取り外しが可能です。
「エアコンの風が弱くなってきた」と感じたら、フィルターの汚れが原因になっているかもしれません。
フィルターが汚れて風の通り道が少なくなることで、狭い通路に無理に風を送り込もうとしてしまいます。結果として電気代が上がってしまうのでまずはフィルターを綺麗にしていきましょう。
また、比較的使用頻度の低い春や秋にはフィルターのほか、後に説明する室外機などの箇所を清掃しておくことをお勧めいたします。使用頻度の高い夏や冬の時期の節約につながります。
フィルターを綺麗にすることで、環境庁が発表しているデータによると冷房で4%、暖房で6%消費電力が削減されるとされています。使用頻度が上がると、その分節約にもなりますね。
・熱交換器
熱交換器と聞くと聞き慣れないと思いますが、エアコンのフィルターよりも内部にあります。
この部分は湿度が高くなりやすく、内側にあるため手入れが行き届かずに気づけば埃やカビは発生していることも少なくありません。
埃やカビが発生しているままだと空気の通り道が狭まるため、フィルター同様電気代があがってしまうのです。
市販に売っているエアコン洗浄スプレーなどの清掃用品を使用することもありますが、自分で行うと内部に汚れを詰まらせる恐れがあります。
エアコンの故障や、予期せぬ事故につながる場合もあるため1年に1回程度は専門業者に依頼をすることをお勧めいたします。
・風の吹き出し口
エアコンの風が出てくる吹き出し口の部分にも、埃やカビは発生します。
一番手の届きやすい部分のため、濡れた布巾で埃や汚れを拭き取った後に乾いた布巾で乾拭きを行うことで日頃のメンテナンスが可能です。
その際に注意をするのが、拭き残しをしないことです。
中途半端に埃を浮かせた状態だと、エアコンから出る風に乗って部屋中に埃が舞ってしまうため注意が必要です。
・室外機
清掃を後回しにされがちな室外機。エアコン本体が取込んだ空気を排出したり、外からの空気を取り入れたりする非常に大切なものです。
屋外に置かれる分多少のことでは問題がない設計にはなっていますが、ゴミや埃が溜まり続けると消費電力が増大します。
配管や冷媒ガスなど、自分で行うと結果修理が必要になるケースもあるため、できれば室外機も1年に1回程度は専門の業者に依頼を行うと良いですね。
●エアコンを綺麗にする以外の節約方法
「清掃をして綺麗になったけど他にはできることはない?」と感じた方は次の3つを守ってください。
その1:電源のオンオフをしない。
「使うときは電源を入れて使わなくなったらすぐに消すことが節約だ!」と思っている方が多いでしょう。
これは勘違いをしている方が多いのですが、エアコンは動き始めに一番電力を使用します。
オンオフを繰り返すことで無意味に電力を使用することになり、その積み重ねが電気代に反映されるため注意が必要です。
その2:温度を適切に保つこと。
こちらもやりがちですが、夏はすぐに涼しくするため極端に低く、冬はすぐに温めるために極端に高い温度に設定する場合があります。
いずれも必要以上に電力を使用することになるため、目安として夏場は28度、冬場は20度くらいの設定を行うことで電力の節約につながります。
その3:エアコン以外の家電の使用。
扇風機やサーキュレータなど、エアコンの風を部屋に循環させられる家電の活用をおこなうことで効果的に快適な室温にすることが可能です。
設定温度までに時間がかかると、エアコンの消費電力は増えてしまうためエアコン以外の家電を活用することで節約につながります。
●まとめ
今回はエアコンを綺麗に保つ手順や節約方法についてお伝えいたしました。
清掃をして綺麗に保つことで、快適な環境と電気代の節約が両立できるため持っていて損はない知識だと思います。
自分では手の届かない部分や、エアコンに関する悩みがあれば一度専門の業者へ相談してみてはいかがでしょうか?
エアコンのご購入から取り付け工事等をご検討のかたはお気軽にご相談ください。
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