宮城県仙台市宮城野区 大型マンションボイラー室 ボイラー点検洗浄作業
【施工事例】業務用ボイラー燃焼部品(スワラ・バーナーノズル)交換・内部清掃
― 安全性の確保と安定稼働を目的とした定期メンテナンス ―
(施工:株式会社菜花空調)
今回、業務用給湯設備にて「着火不良」および「燃焼ムラ」が発生しているとのご相談を受け、
燃焼系統の分解点検と部品交換作業を実施いたしました。
現場は長期間稼働している既設ボイラーで、燃焼室内部のスワラ(整流板)やノズル部に
ススの固着・熱劣化が見られ、燃焼効率の低下が顕著な状態でした。
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■ 調査時の状況
写真の通り、スワラ部には厚いカーボンが付着し、
燃焼空気が均等に流れないことで 炎が不安定になりやすい状態 でした。
また、バーナーノズルは長年の使用により磨耗しており、燃料噴霧の乱れが発生していました。
このような状態は
• 着火不良
• 白煙・黒煙の発生
• 熱効率の低下
• 燃料費の増加
• 不完全燃焼による安全リスク
につながるため、早めの対処が必要です。
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■ 実施した作業内容
① バーナー分解
・スワラ(整流板)
・ノズル
・燃焼ヘッド周辺
を慎重に分解し、内部の状態を確認しました。
② 部品交換
・劣化したスワラを新品へ交換
・燃焼ノズルの新規交換
・シール部、接続金具の交換・締付確認
③ 清掃・整備
・燃焼室内部および周辺部のカーボン除去
・吸気、配管の点検
・着火電極の状態確認
・漏れチェック
④ 試運転・燃焼調整
・着火動作の確認
・燃焼状態(炎色・安定性)のチェック
・異常音・振動の確認
・安全装置作動テスト
作業後は、安定した青い炎で正常に燃焼しており、熱効率も改善されました。
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■ 菜花空調からのコメント
ボイラー・給湯設備は、見た目の劣化が少なくても燃焼部品は確実に摩耗が進みます。
特に、
• 飲食店
• 宿泊施設
• 介護施設
• ビル給湯設備
など、稼働時間が長い現場では、年1回の燃焼系点検を強くおすすめしています。
燃焼不良を放置すると
「突然お湯が出ない」「黒煙が出る」「設備が停止する」
など、業務に大きな支障が生じるケースも少なくありません。
菜花空調では、
分解点検 → 清掃 → 部品交換 → 燃焼調整まで一貫対応し、
お客様の設備を安全かつ長期間安定して使用いただけるようサポートいたします。
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■ まとめ
今回の施工により、
✔ 着火不良の改善
✔ 安全性の向上
✔ 燃焼効率の回復
✔ 設備全体の延命
が実現しました。
ボイラー・給湯設備の調子が悪い、異音がする、ススが多いなどの症状がある場合は、
お気軽に菜花空調へご相談ください。
Before
After
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竣工日
2025年12月
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場所
宮城県仙台市
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施工内容
ボイラー点検作業
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構造
RC造
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施工者
株式会社菜花空調

