令和3年4月から、石綿(アスベスト)に関する法令が施工されました。平成18年9月1日より禁止されたアスベストが、使用されているかどうかの調査が必須となりました。
今回は、「すべての建材の石綿含有有無に関する事前調査」について徹底解説いたします！
●事前調査の実施
まずは、事前調査をしてくれる専門業者さんに調査依頼をします。そこで、書面調査により建築物設置が平成18年9月以降か以前か確認を行います。平成18年9月以降の場合はアスベストが含有されていないとして事前調査報告書を作成します。以前の場合は、書面調査や現地目視調査を行います。アスベストが含有されていない場合と含有されている場合(または仮定される場合)は事前調査報告書を作成、含有が不明の場合は、次の分析調査に進みます。
●分析調査の実施
アスベストの含有が不明の場合は、知識と技能をもっている人が現地調査を行い、事前調査報告書を作成します。その後、工事が100万円以上かかる場合は事前調査・分析報告書を労働基準監督署へ電子報告します。報告書は3年間保存しましょう。100万円未満の場合はそのまま報告書の保存のみで構いません。
●事前調査の専門業者がおらずお願いできない場合
専門業者がいない場合は、石綿作業主任者が調査対象の全ての建材にアスベスト有りと考えて対応します。あとの対応は、業者さんに頼んだ場合と同様です。平成18年9月を起点として、建築物がいつ設置されたか調査し、以降の対応に進んでいきます。アスベストが含有されていると見なして行動することが大切です。
●まとめ
アスベスト含有なしを証明する場合の分析については、日本水処理工業株式会社さんにお問い合わせください。アスベストによる深刻な健康障害を引き起こさないためにも、事前調査は大切ですね。
《この記事を書いた人》
菜花祐樹 YUUKI NABANA
株式会社菜花空調 代表取締役
2004年創業、東北宮城県を中心に空調設備工事・ガス設備工事を主体
に設備工事業全般の事業に携わる。
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。仙台をはじめ宮城県の工事の際は、ぜひ「菜花空調」にお任せください。
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