2026年新発表「日立フレックスマルチ 冷暖フリー」徹底解説
新型「フレックスマルチ(FLEXMULTI)」冷暖同時型(R32モデル)の特長(2026年6月発売予定)
― 同時冷暖房時代の最適解を、プロの視点で読み解く ―

2026年、日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社より発表された新型「日立フレックスマルチ 冷暖フリー」。
ビル用マルチ(VRF)市場において“同時冷暖房”のニーズが高まる中、さらなる省エネ性・制御性・施工性の進化を遂げたモデルとして注目を集めています。
株式会社菜花空調では、東北エリアを中心に商業施設・医療機関・学校・福祉施設・オフィスビルなど、多様な用途でVRF更新工事を手掛けております。本記事では、2026年モデルのポイントを「設計」「省エネ」「施工」「更新適性」の観点から、プロ目線で詳しく解説いたします。
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1.冷暖フリー(同時冷暖房)の本質的メリット
冷暖フリーとは、1台の室外機システムで「冷房エリア」と「暖房エリア」を同時に成立させる方式です。
■ 代表的な活用シーン
• 南面ガラス張りのオフィス:冬でも日射で冷房が必要
• サーバールーム併設ビル:通年冷房+事務所暖房
• 医療施設:待合室は暖房、検査室は冷房
• 商業施設:厨房は冷房、客席は暖房
従来の冷暖切替型では実現できなかった“ゾーン別空調制御”が可能となり、快適性とエネルギー効率を両立します。
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2.2026年モデルの進化ポイント
(1)エネルギー回収効率の向上
冷房側で発生する排熱を暖房側へ再利用する「熱回収型システム」。
2026年モデルでは熱交換効率・圧縮機制御アルゴリズムの改良により、部分負荷運転時のCOP改善が図られています。
→ 電気料金高騰時代において、ランニングコスト削減は最大の武器です。
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(2)インバーター制御の最適化
最新のベクトル制御技術により、低負荷時の安定運転性が向上。
夜間・中間期の微負荷運転でも効率を落とさない設計は、学校・病院・公共施設において特に有効です。
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(3)更新工事対応力の強化
既存冷媒配管再利用可否の診断精度向上。
R410A既設配管からの更新にも柔軟に対応可能な仕様が拡充されています。
菜花空調では、以下を徹底します:
• 冷媒油分析
• 配管耐圧試験
• フラッシング判定
• 断熱材劣化チェック
更新工事は“見えない部分”が品質を左右します。
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(4)集中管理システムの進化
ビル管理者向けの遠隔監視・エネルギーレポート機能も強化。
デマンド制御・電力量可視化により、省エネ補助金活用にも有利です。

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3.設計面での評価
■ 分岐コントローラー最適配置
冷暖フリーは冷媒分岐制御が要。
分岐ユニットの配置設計が不適切だと圧力損失や制御遅れの原因になります。
菜花空調では、
• 配管長
• 高低差
• 同時使用率
• 将来増設可能性
を加味したシステム設計を行います。
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4.施工品質が性能を決める
高性能機器も、施工品質次第で性能は大きく変わります。
■ 真空引きの徹底
0.02MPa以下の到達真空度確認
マニホールドゲージのみでなくデジタル真空計使用
■ 窒素ブロー・気密保持
酸化皮膜生成防止
ロウ付け内部クリーン化
■ 絶縁処理と結露対策
特に冷暖フリーは冷房・暖房が混在するため結露管理が重要です。
菜花空調は“見えない工程”を重視します。
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5.こんな施設におすすめ
• 商業施設
• 医療機関
• 学校・大学
• 公共施設
• 大型事務所
• ホテル
• 複合用途ビル
同時冷暖房が必要な建物ほど、冷暖フリーの真価が発揮されます。

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6.補助金活用の可能性(2026年度)
省エネ型熱回収VRFは、条件により
• 省エネ補助金
• ZEB関連補助
• 地方自治体設備更新補助
対象になる可能性があります。
補助金を絡めた更新計画は、今後の主流です。
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7.菜花空調の考え
機械は進化し続けます。
しかし最も重要なのは、
「設計力 × 施工力 × 保守対応力」
です。
私たちは東北エリアで培った経験を活かし、
寒冷地条件・積雪環境・塩害地域まで対応可能な施工体制を整えています。
冷暖フリーは単なる設備更新ではありません。
建物全体のエネルギー戦略の再設計です。
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まとめ
2026年発表「日立フレックスマルチ 冷暖フリー」は、
✔ 同時冷暖房による快適性向上
✔ 熱回収効率改善による省エネ
✔ 更新工事対応力の強化
✔ 管理制御システム進化
を兼ね備えた次世代VRFです。
ビル空調更新をご検討のオーナー様・管理会社様へ。
最適な設計・最適な施工をご提案いたします。
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株式会社菜花空調
東北から、空間の未来をつくる。
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