寒い冬はエコキュート床暖房で乗り切る! 仕組みとメリットを解説

皆さん、こんにちは。宮城県塩釜市を拠点に、エアコンやガス給湯器の販売・取付工事を行っている株式会社菜花空調です。


冬は暖房が欠かせない季節ですが、同時に空気の乾燥が気になります。特に昨今は、コロナ禍の影響で空調管理の重要性が増しているため、エアコン以外の暖房手段を探している方もいるでしょう。そんな時にご検討いただきたいのが、部屋全体を足元から暖めて空気の乾燥も防げる「エコキュート床暖房」です。今回は、エコキュート床暖房の魅力をご紹介します。




■エコキュート床暖房とは?



床を加温することで部屋を温める床暖房は、お湯を床下に設置したパイプに流す「温水循環式」と、床下に張り巡らせた電熱線によって温める「電気ヒーター式」に分かれます。エコキュート床暖房は温水循環式で、お湯を温める熱源機に「多機能エコキュート」を使用する床暖房です。


そしてエコキュートとは、電気の力でお湯を沸かす給湯機器を指します。通常のエコキュート(単機能型エコキュート)は給湯機能があるだけですが、多機能型エコキュートは床暖房や浴室暖房・乾燥機能、風呂炊き・追い炊き機能などを備えています。つまり、電気の力でお湯を沸かし、それを床下に流して温めるのがエコキュート床暖房なのです。




■エコキュート床暖房は節電効果が魅力



エコキュート床暖房は電気をエネルギー源とするため、電気代が気になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、工夫次第ではむしろ電気代を節約できる可能性があります。


注目していただきたいのは、電気料金プランの内容です。電力会社が用意している電気料金プランの中には、深夜の電気代が安くなるというものがあります。これを利用して深夜のうちにお湯を沸かし、それを床暖房に使用するようにすれば、電気代の負担を最小限に抑えられるのです。


また、そもそもエコキュートは、電気と大気の熱を1:2で利用してお湯を作っています。エネルギー効率が非常にいいため、生み出すお湯の量に比べると、意外なほど電気代はかかっていません。これは、電気の力(電熱線)だけでお湯を沸かす電気ケトルなどとは、大きく異なるポイントです。


ただ、エコキュートは家全体の給湯を賄っているため、床暖房を使いつつ普段よりお湯の使用量が増えると、お湯が足りなくなる可能性があります。もし日中にお湯不足になり、電力単価の高い時間帯に追加でお湯を沸かせば、かえって損をしてしまうでしょう。節電目的でエコキュート床暖房を使用するなら、お湯の使用量を十分に計算しておくのがおすすめです。




■エコキュート床暖房は、灯油やガスを燃料にする床暖房と何が違う?



床暖房の温水を作るための熱源としては、電気以外にも灯油とガス、そしてそれらの2つ以上を組み合わせた「ハイブリッド」の4種類があります。灯油・ガスを燃料とする床暖房と比較した場合、エコキュート床暖房はどのような点が優れているのでしょうか。



・灯油と比較した場合

灯油を燃料とする床暖房は、石油ストーブなどと同じく定期的な給油が必要になります。重たい灯油を運んだり、寒い時期に外に出て給油したりするのは結構な重労働です。手間をかけずに床暖房を利用したいなら、エコキュート床暖房の方が適しているでしょう。もちろん、火災のリスクも低くなります。



・ガスと比較した場合

ガスは床暖房単独で考えると、設備の設置費用が安いというメリットがあります。しかし、お家全体で考えると、1つで複数のライフラインを整えられる多機能型エコキュートの方が便利です。総合的な光熱費の節約効果も上回っているため、長い目で見るなら床暖房エコキュートの方が優秀だといえます。


このように床暖房エコキュートは、他の種類の床暖房と比較してもさまざまなメリットがあります。もちろん、ライフスタイルによっては他の種類の方がいいこともありますし、エコキュート自体のメリットが少ないこともあるでしょう。まずは専門業者に相談し、最適な暖房プランを検討してみてはいかがでしょうか。



菜花空調では、水まわりや電気設備全般のリフォームに対応しております。エコキュートや床暖房の施工実績も豊富で、コスト面も考慮しつつ、間取りやお客様のご要望に応じた最適なプランをご提案可能です。お見積もりは無料、お得なキャンペーンも随時行っております。エコキュートや床暖房の設置をご検討の際は、菜花空調までお気軽にご相談ください。