エコキュートは大気中の熱を、電気エネルギーを使うことにより、お湯を作る機械です。
エコキュートにすることで給湯にかかる費用が安くなったり、大気の熱を使用するのでエコであったりとメリットもたくさんあります。
助成金があったりするので、今はエコキュートに変えている方も多いのではないでしょうか。
実は、エコキュートは災害に強いということをご存じですか？
今回は、エコキュートが、災害にあったときにどのような使い方ができるのか、ご紹介していきます。
●災害時のエコキュートの利用方法について
それでは、災害時にエコキュートがどのように役立つのか、早速お伝えしていきます。
今回は、自然災害によって「停電が発生した」場合と「断水した」場合について、それぞれの利用方法をご紹介していきます。
停電時の利用方法について
エコキュートは、停電が発生する前にタンクにお湯をためているので、その分だけのお湯があれば、生活できるのです。
注意が必要なのは、停電が発生した場合タンクに貯まっているお湯の調整ができなくなってしまう点です。
停電時は、高温のお湯を容器に出して、よい温度になるまで冷ますか、水を混ぜて使用しましょう。
断水時の利用方法について
先ほどもいったように、エコキュートは断水前にタンクにお湯をためているので、生活用水に困ることはありません。
エコキュートを購入する際は、万が一に備えて大きめのものを選んでおくといいかもしれないですね。
●災害のエコキュートの利用方法
それでは、実際に災害にあった場合に、どのようにエコキュートからお湯を取り出せばよいのか、簡単にご紹介していきます。
メーカーによって手順が異なる場合もあるので、気になる方は取扱説明書などで確認しておきましょう。
1． エコキュート正面下の点検口を開け、「漏電遮断器」をオフにします。
2． エコキュートのバルブを閉め、給水を止めます。
3． 逃し弁レバーを開いて、空気の通り道を作ります。
4． 非常用ホースを取り出し口に設置します。
5． ホースをもって栓を左に回し、お湯を出します。
使い終わったら
１．栓を右に回し、お湯を止めます。
２．逃がし弁レバーを元に戻します。
エコキュートの貯湯タンクは、とても熱いので、やけどに注意しましょう。
●災害のために、タンク内の掃除は欠かさないようにしよう！
災害時には貯湯タンクからお湯を取り出し、調理や洗顔に使うので、水は清潔である必要があります。
水道水のミネラルや水垢などによって汚れが蓄積されてしまうため、定期的にタンクの水抜きをしましょう。頻度は、半年に1回程度がおすすめです。
水抜きの手順に関しても、メーカーによって違うので取扱説明書で確認しておきましょう。
まとめ
今回は、エコキュートは災害に強いということについてお伝えしてきました。
エコキュートは、深夜帯の安い電気を利用してお湯を沸かすため給湯コストが安いという点や、住宅火災などのリスクが低いというメリットもあります。
そのほかに、利用方法やメンテナンスを欠かさなければ、エコキュートは災害時の心強い味方になってくれるということがわかりました。
エコキュートで災害時にも安心を手に入れましょう。
《この記事を書いた人》
菜花祐樹 YUUKI NABANA
株式会社菜花空調 代表取締役
2004年創業、東北宮城県を中心に空調設備工事・ガス設備工事を主体
に設備工事業全般の事業に携わる。
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。仙台をはじめ宮城県の工事の際は、ぜひ「菜花空調」にお任せください。
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