昨今では「寒冷地仕様エアコン」と聞いてピンとくる人も、多くなってきたかと思います。
ですが、言葉は聞いたことあるけど
● 寒冷地ってどこ?
● 通常エアコンとの違いは?
● 寒冷地仕様エアコンのメリット・デメリットは?
と、いろいろな疑問もあるかと思います。
そこで、今回は「寒冷地仕様エアコン」について解説しますね。
●そもそも寒冷地とは
まずはじめに「寒冷地とはどこなんだ」という疑問があるかと思います。
簡単にいうと、冬の寒さが厳しい地域をいいます。
日本でいうと、北海道・東北地方や日本海側の北陸地方、長野県などが寒冷地ですね。
西日本では、熊本県の阿蘇などの山岳地帯も寒冷地になります。
年間積雪日が90日以上や、年間平均気温が10℃前後の地域を寒冷地と呼んでいます。
決まった定義はとくになく、絶対条件などはありません。
なので、外気温が0℃以下になる地域が、寒冷地と呼ばれている場合もあります。
とにかく、寒さが厳しい地域=寒冷地といいます。
●寒冷地仕様エアコンと通常エアコンの違い
次に、寒冷地仕様エアコンと通常エアコンとの違いについて解説します。
室内機については、とくに違いはありません。違いがある部分は室外機にあります。
通常エアコンの場合、外気温が5℃以下になると暖房機能が落ちてしまいます。
それに対して、寒冷地仕様エアコンはマイナス15℃を超えても暖房機能は落ちません。
熱交換器の表面積が大きいため、外気の熱をより多く集めることができるのです。
そして、その熱を通常より1.5倍の大容量コンプレッサーで、一気に室内機に送るので暖かさが持続できます。
外気温がマイナス15℃でも、50℃近い温風を送ることができるのです。
そのほかにも、室外機にヒーターがついているので、凍結防止や間欠運転をすることで、室外機の中に雪が入るのを防ぎます。
霜取り運転中に、暖房機能がストップしないのも寒冷地仕様エアコンの特徴です。
●寒冷地仕様エアコンのメリット3選
寒冷地仕様エアコンには、どんなメリットがあるのか見てみましょう。
1. 手間がかからない
まず1つ目は「手間がかからない」です。
エアコンなので、電気で動いてくれて、自動お掃除機能がついていて、1年中出しっ放しでもOKなんです。
今までの寒冷地では、石油ストーブやファンヒーターを暖房として使うことが普通でした。
しかし、
● 灯油を入れるのが手間
● 冬が終わったら掃除するのが手間
● 夏は使わないので片付けが手間
と、手間のかかることだらけでした。
エアコンにするだけで、ここまでの手間がはぶけるのは助かりますね。
2. 灯油よりコスパがよい
2つ目は「灯油よりコスパがよい」です。
よくエアコンは電気代が高いって聞きますが、実は灯油ってめちゃくちゃ高いって知ってましたか?
夏場のクーラーより、明らかに冬場の灯油代の方が高いのです。
なぜクーラーの方が高く感じるのかというと、電気代は1ヶ月で請求が来るからなんです。
それに対して、灯油代は1回ずつ支払いをするのが普通ですよね。
そこを1ヶ月で考えると、めちゃくちゃ高くなっているので、一度見直すことをおすすめします。
最近のエアコンでは、いろいろなセンサーもついるので効率的に運転し、電気代も安くなっているんですよ。
3. 快適環境を保てる
3つ目は「快適環境を保てる」です。
エアコンが環境を管理してくれるので、暑くなりすぎることがなくなります。
先ほども触れましたが、最近のエアコンには、温度センサーや人感センサーがついています。一度設定すれば、あとはエアコンが勝手に管理してくれるのです。
人を感知すれば、風がいかないようにしてくれたり、温度が上がりすぎたら室温を調整してくれます。
スマホ対応機種もあり、外出先から電源を入れることができるので、帰ってきても暖かい部屋が出迎えてくれます。
子どもが寝ている部屋でも、温度管理をしてくれるので起こす心配もなくなりますね。
●寒冷地仕様エアコンのデメリット2選
寒冷地仕様エアコンには、どんなデメリットがあるのか見てみましょう。
1. 価格が高い
まず1つ目は「価格が高い」です。
エアコンを取り付けるとなると、本体だけ買っても使えるようにはなりません。
工事が必要になってくるので、どうしても価格が高くなってしまいます。
しかし、価格だけにフォーカスしてしまっては本末転倒です。
● 性能はどうなのか?
● ランニングコストはどうなのか?
● 管理する手間はどうなのか?
総合的に見ることで、価格が高いのもうなずけるのではないでしょうか。
2. 乾燥する
2つ目は「乾燥する」です。
どうしてもエアコンを運転させると、空気が乾燥してしまいます。
そんなときは、加湿器を使って解決しましょう。
加湿器を運転させることによって、お部屋の乾燥を防げます。
しっかり加湿することによって、インフルエンザウイルスの予防にも役立ちます。
加湿器を使って、乾燥もウイルスも防止しましょう。
●「寒冷地仕様エアコンとは」まとめ
今回は「寒冷地仕様エアコンとは」について解説しました。
最近では、寒冷地でも真夏日を超える日が多くなってきて、その影響でエアコンをつける家庭が多くなっているみたいです。
エアコンに変えることで、今までの暖房器具では、灯油を入れたり、掃除をしたり、片付けをしたりと手間だったことを解決できます。
最新のエアコンでは、温度管理・自動掃除機能といった便利機能もついています。
少々価格が高いことが気になりますが、いろいろな機能のことを考えればうなずけると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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