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エコキュートの温度設定はこれが正解!
お風呂(湯はり)温度と給湯(シャワー等)温度の考え方をプロが徹底解説
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エコキュートを使っているお客様から、非常によくいただく質問があります。
• 「お風呂の温度は何℃が正解?」
• 「シャワーの温度設定は高い方がいいの?」
• 「メーカー初期設定のままで問題ない?」
• 「電気代が高いのは温度設定のせい?」
実は、エコキュートの温度設定は“なんとなく”で使っている方が非常に多いのが現状です。
しかしこの設定、快適性だけでなく
電気代・安全性・機器の寿命 にも大きく関わってきます。
この記事では、給湯設備のプロである菜花空調が
エコキュートの「お風呂温度」と「給湯温度」の違いと、正しい考え方 を分かりやすく解説します。
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まず知っておきたい|エコキュートの「2つの温度設定」
エコキュートには、大きく分けて次の2つの温度設定があります。
① お風呂(湯はり)温度
→ 浴槽にお湯を張るときの温度
② 給湯温度
→ シャワー・洗面・キッチンなどで使うお湯の温度
この2つは 役割がまったく違う ため、
同じ考え方で設定してしまうと「使いにくい」「ムダが多い」状態になります。
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お風呂(湯はり)温度の正しい考え方
■ 一般的なおすすめ温度
多くのご家庭でおすすめされる湯はり温度は、
👉 40℃〜42℃前後
理由は以下の通りです。
• 体がしっかり温まる
• 熱すぎず、家族全員が入りやすい
• 追い焚き回数が増えにくい
■ 高すぎる設定のデメリット
• 熱すぎて水を足す
• 追い焚き・保温回数が増える
• 結果的に電気代が上がる
「熱めが好きだから」と
43℃以上に設定している方もいますが、
ムダなエネルギー消費につながるケースが多い のが実情です。
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給湯(シャワー・蛇口)温度の正しい考え方
■ よくある誤解
「給湯温度は高い方が安心」
「混合水栓で水を足せばいい」
これは エコキュートでは非効率な使い方 です。
■ プロがおすすめする給湯温度
👉 45℃〜50℃前後 が目安
理由は、
• シャワーで安定した温度が出やすい
• 冬場でも温度不足になりにくい
• 必要以上に高温にしなくて済む
■ 60℃設定は本当に必要?
60℃以上の高温設定は、
• 給湯量を増やしたい
• 寒冷地
• 家族人数が多い
といった特定条件では有効ですが、
日常使いではオーバースペックになることも多いです。
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温度を上げすぎると電気代はどうなる?
エコキュートは、
設定温度が高くなるほど ヒートポンプの負荷が増えます。
特に、
• 高温設定+混合水栓で水を足す
• 追い焚きを何度も行う
この使い方は、
👉 「作ったお湯をムダに捨てている状態」
になりやすく、
「エコキュートなのに電気代が高い」原因になります。
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家族構成・使い方で考える最適な温度設定
■ 単身・2人世帯
• 湯はり:40〜41℃
• 給湯:45〜48℃
■ 3〜4人家族
• 湯はり:41〜42℃
• 給湯:48〜50℃
■ 寒冷地・大家族
• 湯はり:42℃前後
• 給湯:50〜60℃(条件次第)
※ あくまで目安のため、
実際は使い方・地域・配管条件で調整が必要です。
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「温度が安定しない」場合に疑うべきポイント
設定温度を見直しても、
• シャワーが急にぬるくなる
• 温度が安定しない
場合は、設定以外に原因があることも。
• 混合水栓の不具合
• 配管の劣化
• エコキュート本体の能力低下
「設定をいじっても改善しない」場合は、
点検をおすすめします。
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菜花空調からのプロアドバイス
菜花空調では、
• エコキュートの初期設定見直し
• ご家庭に合った温度設定提案
• 電気代が高い原因のチェック
• 給湯トラブルの点検
なども行っています。
設定を少し変えるだけで、
快適さも電気代も改善するケースは非常に多いです。
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まとめ|エコキュートは「温度設定」で差が出る
• お風呂温度と給湯温度は別物
• 高すぎる設定はムダが多い
• 家族構成・地域で最適解は変わる
• 正しい設定=快適+省エネ
毎日使う給湯設備だからこそ、
一度しっかり見直してみてください。
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