●寒冷地エアコンが必要な地域とは？
寒冷地エアコンは、寒い地域でも快適に過ごせるよう強力な暖房に特化した機能を搭載していますね。
では、寒冷地のエアコンが必要な温度や地域は具体的にどこなのでしょうか。
今回は、寒冷地エアコンが必要な地域についてお話していきます。
●寒冷地エアコンと普通のエアコンの違い
まず、寒冷地のエアコンと一般のエアコンはどう違うのでしょうか。
室外機
寒冷地用エアコンは、温度の低い外気からの熱をたくさん集めるために表面積の大きい熱交換器を使用しています。冷媒（冷却剤）を素早く高温にできるように高速運転できる性能の高いコンプレッサー（空気などの気体を高圧に圧縮する装置）を装備するなど、普通のエアコンと比べると1～2ランク上の、安定して出力できる電力を有する室外機が採用されています。
また、凍結を防ぐために室外機の底板（ドレンパン）にヒーターを搭載することで凍結を回避しています。運転停止中でもファンが自動的に運転し、室外機に雪が吹き込むのを低減する機能を装備しているモデルもあります。
●寒冷地エアコンはどの地域で使用する？
寒冷地エアコンと一般エアコンの違いについてみましたが、今度は寒冷地エアコンをどのような地域で使用するのが適切か、お教えします。
結論からお伝えすると、真冬の夜に室外機の周りの外気温が０℃を下回る日が多い地域なら寒冷地エアコンにするようにしましょう。
ただし、普段はあまり外気温が下がらない雪国でも、雪が積もったあと足首にも届かないくらいなら実は寒冷地エアコンにする必要はないのです。暖房を使う前提ならハイパワーなプレミアムモデルのエアコンにすることをおすすめします。
●寒冷地エアコン以外の方法も？
番外として、たまに雪が積もるくらいならば、寒冷地用エアコンにしなくても、一般のエアコンで良い場合があります。
一般のエアコンを使用する場合は、設定温度を低めに設定する、地面に近いと温度が低く雪が積もりやすいため、室外機の架台を背が高いものにする、エアコンの対応畳数を１ランクあげる、室外機に雪が入り込まないように防雪フードをつけるなどする、ようにしましょう。
●まとめ
寒い地域だからと言って、寒冷地エアコンにする必要はないということがわかりました。ただ、エアコンの暖房を使用するのであれば、性能の良いものを買うと良さそうですね。
《この記事を書いた人》
菜花祐樹 YUUKI NABANA
株式会社菜花空調 代表取締役
2004年創業、東北宮城県を中心に空調設備工事・ガス設備工事を主体
に設備工事業全般の事業に携わる。
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。仙台をはじめ宮城県の工事の際は、ぜひ「菜花空調」にお任せください。
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