環境への配慮や熱効率の良さから、エコの視点と燃料費高騰の背景から、欧州で日本式のヒートポンプの需要が高まっている様です。
ヒートポンプについて
ヒートポンプは、外部から低温熱源(空気や水など)を取り込み、内部で圧縮して温度を上昇させ、高温の熱源として利用する装置です。
熱源が空気であれば、エアソース熱ポンプ、地中熱であれば、ジオサーマル熱ポンプと呼ばれます。
ヒートポンプは、省エネルギー性に優れ、エネルギー効率が高いため、暖房や給湯、冷房などの用途に広く利用されています。
また、エネルギー源として自然エネルギーを利用できるため、環境に配慮したエネルギー供給の一環としても注目されています。
欧州でのヒートポンプの現状について
欧州(EU連合、27カ国)では、環境に配慮したエネルギー供給の一環として、ヒートポンプが普及しています。欧州では省エネルギーや環境保護に関する法律が厳しく、ヒートポンプを含む再生可能エネルギーの利用が奨励されています。
欧州でエコキュートって使われているの?
日本でよく使われているエコキュート。電気で温水をつくり、その温水を利用して暖房や給湯を行う家庭用のエネルギー効率の高い熱源機器ですが、欧州では使われているのでしょうか?
欧州においては、日本のように「エコキュート」という名称で呼ばれる熱ポンプ式電気温水器はあまり一般的ではありません。しかし、熱ポンプを利用して温水をつくり、暖房や給湯に利用するシステム自体は広く普及しています。
先述のように、欧州では、エアソース熱ポンプやジオサーマル熱ポンプを利用した熱供給システムが一般的で、多くの家庭で採用されています。
ダイキンの欧州向けヒートポンプについて
ダイキンは欧州市場向けにも多くのヒートポンプ製品を提供しています。主な製品には、エアソース熱ポンプ、ジオサーマル熱ポンプ、空気中の湿気から熱を取り出すデシカント熱ポンプ、そして水中の熱を利用する水中熱ポンプがあります。
これらの製品は、省エネルギー性に優れ、環境に配慮した製品として、欧州において広く採用されています。また、ダイキンは、欧州市場向けに開発したヒートポンプに加え、現地のエネルギー事情や規制に合わせたカスタマイズ製品の提供にも注力しています。
ダイキンはヒートポンプの生産を4倍に
上記の背景から、ダイキンは欧州でのヒートポンプの生産を4倍にするそうです。グリーンディール政策による補助金や税金控除も後押ししている様です。
※グリーンディール政策(Green Deal)は、英国政府が2019年に導入した、地球温暖化対策のための政策です。この政策は、英国が2050年までに二酸化炭素排出ゼロを達成することを目指したもので、住宅や建物などのエネルギー効率を向上させ、温室効果ガスの排出を削減することを重視しています。具体的には、家庭や企業に向けて、エネルギー効率改善のためのローンやサポートを提供することで、低炭素社会への移行を促すことを目的としています。
ヒートポンプが世界的に認められ、日本の新たな輸出産業になることが期待できますね。
《この記事を書いた人》
菜花祐樹 YUUKI NABANA
株式会社菜花空調 代表取締役
2004年創業、東北宮城県を中心に空調設備工事・ガス設備工事を主体
に設備工事業全般の事業に携わる。
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。仙台をはじめ宮城県の工事の際は、ぜひ「菜花空調」にお任せください。
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