こんにちは!株式会社菜花空調です。
私たちの生活に欠かせない電気ですが、家の中で大量に使っても安全に使えるのは、キッチンや玄関の上などにある小さな箱、「分電盤(ぶんでんばん)」、通称「ブレーカー」のおかげです。
ブレーカーが落ちると電気が止まってしまい不便ですが、実はあのブレーカーが落ちる仕組みこそが、家や家族を大きな危険から守るための安全装置なのです。
今回は、分電盤が電気の使い過ぎや故障から家を守る安全な仕組みを解説します。
1. 分電盤は「電気の心臓部」
分電盤は、家に入ってきた大きな電気を、部屋ごとや場所ごとに分けて送る役割を持っています。例えるなら、電気の心臓部や司令塔のようなものです。
分電盤の中には、主に3種類のブレーカーが入っており、それぞれ違う役割で家の安全を守っています。
1️⃣ 契約ブレーカー(アンペアブレーカー)
電力会社との契約容量(「30A」や「40A」など)を超えて電気を使いすぎたときに落ちます。家全体の使用量を監視する役割です。
2️⃣ 漏電ブレーカー(漏電遮断器)
電気が「漏れて」いる(水で濡れた部分などに電気が流れ出ている)ときに、一瞬で電気を遮断し、感電や火災を防ぎます。これが最も重要な安全機能です。
3️⃣ 配線用ブレーカー(安全ブレーカー)
家の中の特定の場所(例:1階の照明、2階のコンセントなど)で電気を使いすぎたり、ショートしたりしたときに、その回路だけ電気を遮断します。
2. ブレーカーが「落ちる」ことで安全を守る仕組み
ブレーカーが落ちるのは、電気の流れに異常があったというサインです。特に「使いすぎ」と「漏電」を防ぐ仕組みが重要です。
1️⃣ 使いすぎ(ショート・過負荷)を防ぐ仕組み
ドライヤーと電子レンジを同時に使ってブレーカーが落ちた経験はありませんか?
仕組み: 電気が流れすぎると、ブレーカーの内部にある金属部品が熱を持ちます。その熱で金属が変形し、スイッチのロックを解除する、という物理的な仕組みで電気を遮断しています。
役割: 電気の使いすぎは、配線が熱を持って燃える(ショート)原因になります。ブレーカーは、配線が燃える前に電気を遮断して安全を守っているのです。
2️⃣ 漏電を防ぐ仕組み
漏電ブレーカーは、入ってきた電気と出ていく電気の量を常に比べています。
仕組み: どこかから電気が漏れていると、「入った量」と「出ていった量」に差が生まれます。このわずかな差を漏電ブレーカーが感知すると、数秒以内に全ての電気を一瞬で止める仕組みになっています。
役割: 漏電した電気は、人や建物の金属部分を伝って地面に流れていきます。漏電ブレーカーは、人が感電する前に電気を止めることで、命を守るための安全装置として機能しています。
3. 分電盤の不調と交換のサイン
分電盤自体も、電気を扱う精密機器であるため、寿命があります。一般的に13年〜15年を目安に点検や交換を推奨されています。
ブレーカーが頻繁に落ちる: 使用量が変わっていないのにブレーカーが頻繁に落ちる場合、分電盤内部の部品が劣化している可能性があります。
分電盤が熱を持っている: 触ってみて異常に熱い場合は、配線が接触不良を起こしているなど、非常に危険なサインです。すぐに専門業者にお問合せください。
築年数が古い: 昔の分電盤には「漏電ブレーカー」がついていないことがあります。感電事故を防ぐためにも、古い分電盤は最新の安全機能付きの製品への交換が必要です。
🟧まとめ
分電盤は、家に入ってきた電気を管理し、私たちを危険から守るための司令塔です。
1️⃣ ブレーカーが落ちる仕組みは、家や配線が熱を持って燃えるのを防ぐ安全装置
2️⃣ 漏電ブレーカーは、電気の量の差を感知し、感電を防ぐ命を守る仕組み
3️⃣ 分電盤の寿命は13年〜15年。古くなったら安全のために交換を検討する。
分電盤や電気の安全に関するご相談は、お気軽にお問合せください!
株式会社菜花空調へのお問い合わせはこちら
住宅設備に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム: https://www.nabana-kuuchou.com/contact
お電話でのご連絡: 0800-800-4787(通話料無料/受付時間:平日9:00~17:30)
お得な情報もLINE@で配信中!
最新のチラシや割引情報など、お得な情報を随時配信しています。友だち登録してくれた方には「お得なクーポン」もプレゼント中!
ぜひ友だち登録してください。
スマホの人は下記のURLをタップ: https://page.line.me/nabanakuuchou
ID検索でのご追加はこちらから! @nabana-kuuchou
【菜花塾】独立を目指す方へ
私たちは、設置工事のプロとして独立を目指す方を応援しています。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。あなたの挑戦心よりお待ちしております。
菜花塾公式サイト: https://nabana-cramschool.com
<関連記事>