電気は使わない!太陽熱温水器が「太陽の熱」だけでお湯を作る仕組み

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こんにちは!株式会社菜花空調です。


屋根の上で、黒くて大きな箱やパネルを見たことはありませんか?それが「太陽熱温水器(たいようねつおんすいき)」です。


太陽熱温水器は、エアコンやエコキュートのように電気を使って動く複雑な機械ではありません。太陽熱という自然のエネルギーを、シンプルかつダイレクトに利用してお湯を作る、とてもエコな設備です。


今回は、太陽熱温水器が太陽の熱を効率よく集め、私たちのお風呂やキッチンで使うお湯をどうやって作っているのか、その仕組みを解説します。



1. 太陽熱温水器の仕組みは「黒い車のダッシュボード」


太陽熱温水器の仕組みは、真夏の炎天下に駐車した黒い車のダッシュボードが熱くなる現象と、ほとんど同じです。


太陽の光がガラスを通り抜けて、車内の黒いダッシュボードに当たると、その光は熱に変わります。


熱くなったダッシュボードから熱が放出されますが、ガラス窓がフタの役割をして、熱が外に逃げにくくします。


この現象を「温室効果(おんしつこうか)」と呼びます。太陽熱温水器は、この温室効果を最大限に利用して水を温めます。



2. お湯ができるまでのシンプルな3つの仕組み


太陽熱温水器は、主に「集熱器(しゅうねつき)」と「貯湯槽(ちょとうそう)」の2つの部分で構成されています。


1️⃣ 集熱器で「太陽熱」をしっかりキャッチ


屋根の上にある平らなパネル部分が集熱器です。


集熱器の中には、黒く塗装された金属の板やパイプが並んでいます。黒いものは太陽熱を最もよく吸収します。


表面はガラスで覆われています。これにより、太陽熱を内部に取り込み、一度取り込んだ熱が外に逃げないようにフタをしています(温室効果)。


2️⃣ 水道水が直接熱を吸収


集熱器の中のパイプに水道水が流れます。


太陽熱で熱くなった黒い板やパイプに水が触れることで、水が直接熱を奪い、温かいお湯に変わります。


このとき、お湯を沸かすためにガスや電気は一切使いません。太陽のエネルギーだけでお湯が作られます。


3️⃣ 貯湯槽に温かいお湯をストック


温まったお湯は、集熱器と一体になっているか、または隣接する貯湯槽(タンク)に貯められます。


貯湯槽は、魔法瓶のようにお湯の熱が逃げにくい構造になっており、夜になっても温かさを保つことができます。


貯められたお湯は、キッチンやお風呂へと送られ、そのまま利用されるか、給湯器で足りない熱だけを少し足して使われます。



3. エコキュートとの違いは「エネルギー利用法」


以前解説したエコキュートも省エネですが、太陽熱温水器はさらにシンプルです。



太陽熱温水器は、熱を直接利用するシンプルな仕組みで、環境にも家計にも優しい設備なのです。もし太陽熱温水器の導入や、エコキュートとの併用について疑問があれば、お気軽にお問合せください。



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