皆様こんにちは!株式会社菜花空調です。
例年より早く初夏のような陽気が感じられる日も増え、エアコンの試運転をされたご家庭もあるのではないでしょうか。「給湯器は冬だけ使うもの」「夏場は電気代よりガス代を気にする必要はない」なんて思っていませんか?実は、それは大きな誤解です!キッチンでは一年中、給湯器が大活躍しており、暑い季節だからこそ見直すべき重要なポイントがたくさんあります。
今回は、日々の家事を快適に、そしてお得にするために、キッチンで給湯器(ガス給湯器・エコキュート)を夏に快適かつ節約しながら使うための秘訣を、私たちプロの視点から徹底解説します。意外と知られていない「なるほど!」な情報も満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
なぜ夏に給湯器の使い方を見直すべきなのか?季節ごとの水温と効率
「給湯器って、夏も冬も同じでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、給湯器の効率とガス代・電気代は、外気温と水道水の温度に大きく左右されます。
🟦季節による水温の変化がもたらす影響
冬場、水道水の温度は5℃前後まで冷え込むことがあります。この冷たい水を私たちが快適に使える40℃前後の温度まで温めるには、給湯器は非常に多くのエネルギーを消費します。
一方、夏場の水道水の温度は、20℃〜25℃程度まで上昇します。これは、冬場に比べてなんと約15℃〜20℃も高いのです!この違いが、給湯器の運転効率と光熱費に直結します。夏場は水道水の温度が高い分、目標温度(例えば40℃)までの水温差が小さくなるため、給湯器は少ないエネルギーで済み、結果的に光熱費の節約に繋がります。
🟧ガス給湯器編:夏に実践したい賢い設定と使い方
ガス給湯器をご利用のご家庭は、特に温度設定の工夫が節約の鍵を握ります。
1️⃣温度設定を「夏仕様」に見直す
- 食器洗い: 冬場に「ちょっと熱めかな?」と感じていた40℃設定も、夏場には「熱すぎる!」と感じることがあります。夏場の水道水温が高いことを踏まえ、37℃〜38℃に設定を下げてみてください。この温度でも、手荒れしにくく、ほとんどの油汚れは十分に落とせます。たった数℃下げるだけでも、年間で考えるとガス消費量に大きな差が生まれることも。夏の間だけでも見直す価値は十分にありますよ!
- 調理の下準備: 調理で使うお湯も、例えば野菜を洗ったり、ちょっとした下準備で使うお湯であれば、必要以上に熱くする必要はありません。水に近い温度から温める必要がない分、給湯器への負担も軽くなります。
2️⃣給湯器リモコンの活用術と、蛇口での調整の注意点
多くのガス給湯器には、台所と浴室にそれぞれリモコンがあります。これらを賢く使うことで、より快適に、無駄なくお湯が使えます。
- キッチン専用モードの活用: 最新の給湯器には、キッチン専用の優先ボタンや、よく使う温度を記憶できる機能が搭載されているものもあります。これらを活用すれば、家族がお風呂で設定温度を高くしても、キッチンは設定した低い温度のまま使えるので、いちいち全体の設定温度を変える手間なく、効率的にお湯が使えます。
- 蛇口での微調整は注意が必要: 給湯器本体の設定温度は変えずに、蛇口の混合栓で水と混ぜて温度を調整する方もいらっしゃいます。しかし、この方法は、蛇口を開いている時間が長くなりがちで、結果として無駄なガス代がかかる可能性があります。可能な限り、給湯器本体の設定温度で調整する方が、結果的に省エネに繋がります。
3️⃣無駄なガス使用をなくす賢い習慣
日々のちょっとした習慣を見直すだけで、ガス代は大きく変わります。
- 「ため洗い」の徹底: 食器洗いは、お湯を出しっぱなしにする「流し洗い」ではなく、シンクに栓をしてためて洗う「ため洗い」を徹底しましょう。これは年間を通じて最も基本的な節約術ですが、特に油汚れが固まりにくい夏場は効果を発揮します。事前に水や洗剤でつけ置き洗いをする習慣をつければ、さらに汚れが落ちやすくなり、使用するお湯の量と洗剤の量を減らせます。
- 水量と水圧の調整: 蛇口から出るお湯の量を必要以上に多くしないように心がけましょう。勢いよくお湯を出すと、その分ガスを多く消費します。食器洗い中に蛇口を全開にしていることが多いなら、少し絞ってみるだけでも節約効果があります。
- 少量のお湯は電気ケトルで: カップ麺やコーヒー、お茶など、少量の沸騰したお湯が必要な場合は、電気ケトルや電子レンジの方がガス給湯器を使うよりも効率が良い場合があります。特に、ガスコンロでやかんで沸かすよりも、熱効率の高い電気ケトルの方が素早く、かつ省エネに繋がることが多いです。状況に応じて使い分けましょう。
- 予洗い・拭き取りの習慣: 食べ残しや油汚れのひどい食器は、水で流す前にヘラや古布、新聞紙などで軽く拭き取っておきましょう。これだけで、本洗いでお湯を使う量を大幅に減らせます。
🟧エコキュート編:夏だからこその効率アップ術と知っておきたいこと
エコキュートは、夜間の安い電気を利用して空気の熱でお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておくのが特徴です。夏場は外気温が高いため、エコキュートがより効率的に稼働する「得意な季節」と言えます。
1️⃣貯湯タンクの設定温度を「夏最適」に見直す
- 「低め設定」でさらなる効率アップ: エコキュートの貯湯タンク内のお湯は、蛇口で水と混ぜて使うことを前提に、通常50℃〜60℃に設定されています。夏場は水道水の温度が高いため、冬に60℃に設定していた方も、50℃に設定を下げることを強くおすすめします。水温が高い分、少ない電力で沸き上げが可能になり、沸き増し頻度も抑えられます。
- 温度を下げすぎない理由と衛生面: しかし、極端に温度を下げすぎると、いくつかのデメリットがあります。
- 湯切れの可能性: タンク内の温度が低いと、蛇口でお湯を使う際に水と混ぜる量が増え、結果的に「湯切れ」しやすくなることがあります。特にご家族が多い場合や、一度にたくさんお湯を使う場合は注意が必要です。
- 衛生面: メーカーの推奨する最低温度を下回ると、タンク内で雑菌(レジオネラ菌など)が繁殖するリスクも考えられます。エコキュートは通常、夜間に高温で沸き上げることでこのリスクを低減していますが、念のため50℃以上を維持するようにしましょう。安全と効率のバランスが大切です。
2️⃣「おまかせモード」や「省エネモード」を最大限に活用する
ほとんどのエコキュートには、日々の使用湯量を学習し、翌日の沸き上げ量を自動で調整する「おまかせモード」や、消費電力を抑える「省エネモード」が搭載されています。
夏場は、冬場に比べて湯船に浸かる機会が減り、シャワー中心の生活になるご家庭も多いでしょう。こうしたライフスタイルの変化に合わせて、これらのモードを積極的に活用することで、必要以上の沸き上げを抑え、無駄な電気代をカットできます。
- 長期外出時の設定: 数日家を空ける場合は、エコキュートを「休止モード」や「沸き上げ停止」に設定しましょう。帰宅に合わせて沸き上げを開始する機能があれば、それを利用すると無駄がありません。
3️⃣日中の「沸き増し」を極力避けるための工夫
エコキュートの最大のメリットは、電気代が安い深夜電力でお湯を沸かす点です。もし日中にお湯が足りなくなり、「沸き増し」ボタンを押して追加で沸き上げを行うと、電気代が高い時間帯にお湯を沸かすことになり、せっかくの節約効果が半減してしまいます。
夏場でも湯切れを起こさないよう、普段の湯量を確認し、設定を見直しましょう。特に、家族の人数が増えたり、来客があったりするなど、いつもよりお湯を使う予定がある場合は、前日の夜にリモコンで「満タン沸き上げ」などの設定をしておくのがおすすめです。賢く計画的に使うことが、エコキュート節電の秘訣です。
🟦ガス給湯器・エコキュート共通!夏だからこそ再確認したい家事の工夫
給湯器の種類に関わらず、日々の家事のちょっとした工夫が光熱費の節約に繋がり、夏場の快適性を高めます。
- 食器の予洗いを工夫する: 油汚れのひどい食器は、水で流す前に、捨てる前の牛乳パックや古布、新聞紙などで汚れを拭き取ってから洗うようにしましょう。これだけで、本洗いでお湯を使う量や、洗剤の量を大幅に減らせます。特に夏場は油汚れが固まりにくいため、拭き取りがより簡単です。
- 食洗機の積極的な活用: 大量の食器を洗う場合は、手洗いよりも食洗機の方が節水・節約になるケースが多いです。特に、最新の食洗機は少ないお湯で効率よく洗えるものが増えています。乾燥機能を使う場合も、送風乾燥や自然乾燥を併用するなど、電力を抑える工夫をしましょう。
- 洗濯機の温水機能は慎重に: 一部の洗濯機には温水洗浄機能がありますが、夏場は汗汚れが中心で、衣類の汚れも比較的軽いことが多いです。そのため、無理に温水機能を使わず、常温水で洗うことも検討しましょう。温水を使う場合でも、設定温度を低めにしたり、必要な時にのみ活用するなどの工夫を。
- シャワーの効率的な利用: キッチンからは少し離れますが、夏場はシャワーを浴びる機会が増えます。シャワーヘッドを節水タイプに交換したり、シャワーを出しっぱなしにせず、体を洗っている間はこまめに止める習慣をつけることで、給湯器の負担を減らし、節約に繋がります。
給湯器のプロが教える「夏こそ点検!」給湯器の健康チェックと買い替えのタイミング
夏場は給湯器の使用頻度が比較的低くなる時期でもあります。この機会に、ご自宅の給湯器の健康状態をチェックしてみませんか?問題が見つかれば、冬の本格的な使用が始まる前に修理や交換の検討ができます。
- 異音や異臭: 給湯器から「ゴーッ」という大きな音や「ピーピー」といった異音、普段とは違う焦げたような異臭がするなどの場合は、すぐに使用を中止し、私たちのような専門業者にご連絡ください。内部の不具合や故障、不完全燃焼の兆候かもしれません。
- お湯の温度が安定しない: 設定温度通りのお湯が出ない、急に熱くなったり冷たくなったりする場合は、給湯器内部の部品の劣化やセンサーの故障のサインかもしれません。
- エラーコード表示: 給湯器のリモコンにエラーコードが表示されたら、慌てずにまず取扱説明書で内容を確認してください。一時的なものであればリセットで解消することもありますが、頻繁に表示される場合は、専門業者による点検が必要です。
- 水漏れ: 給湯器本体や接続部の配管からの水漏れは、故障のサインであるだけでなく、放置すると家屋への影響や、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。早期発見・早期対応が重要です。
- 給湯器の寿命: 一般的に、給湯器の寿命は約10年と言われています。10年以上お使いの給湯器は、部品の劣化が進み、故障のリスクが高まります。修理してもすぐに別の箇所が故障する「いたちごっこ」になることも少なくありません。修理費用と買い替え費用の比較検討も含め、私たち専門家にご相談いただくことをおすすめします。最新の給湯器は省エネ性能も格段に向上しているため、買い替えで光熱費が大きく削減できる可能性もあります。
私たちは給湯器のプロとして、お客様が安心して快適に給湯器をお使いいただけるよう、点検・修理・交換まで幅広くサポートいたします。
まとめ:夏も給湯器を賢く使って、快適でお得な毎日を!
いかがでしたでしょうか?給湯器は一年中、私たちの暮らしを支えてくれる大切な設備です。夏場でもその使い方を見直すことで、快適さを保ちつつ、無駄な光熱費を抑えることが可能です。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひご自宅の給湯器の設定や使い方を見直してみてください。「うちの給湯器、夏の設定ってこれで良いのかな?」「そろそろ買い替えを考えているんだけど、どのタイプが良いの?」「古い給湯器を使っているけど、まだ大丈夫?」など、給湯器に関するどんな小さなお悩みでも、お気軽に[あなたの会社名]にご相談ください。
私たちは、お客様のライフスタイルに合わせた最適な給湯器のご提案から、設置・メンテナンスまで、トータルでサポートさせていただきます。この夏も、給湯器を賢く使って、快適でお得な毎日を送りましょう!
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。
「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。
宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。
誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。
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