以前からお伝えしている通り、世界的な半導体不足などの影響で様々な電化製品が品切れ状態になっています。エコキュートも例外ではなく、納期が遅れるという状況が続きました。
さて、2023年2月時点で、エコキュートの供給状態はどのようになっているのでしょうか。
コロナの規制も緩和されてきている中で、少しでも状況が良くなっているといいですね。
●エコキュートの納期遅れはいつまで？
エコキュートの納期が遅れている原因は、半導体不足やロシアによるウクライナ侵攻、コロナ関連などです。2023年以降これらの問題は解消していくのではないかと思われていますが、実際はどうなのでしょうか。
もともとの生産台数が少ない商品は、3ヶ月～半年以上かかることもありますが、ほとんどの商品が発注から2週間以内には納品されるところまで回復しています。そのため、このまま順調に回復していけば2023年には安定的に供給できるようになるのではないでしょうか。
●メーカーの在庫状況
各メーカーのエコキュートの在庫状況をみていきましょう。
三菱
2023年1月に新モデルが発売されたばかりです。
中でも主力のSシリーズ、Aシリーズについては、1週間～2週間程度で納品されます。Pシリーズや550Lの大型タイプ、180Lのコンパクトタイプのエコキュートに関しては1～2か月程度となっています。
さらに、寒冷地用、塩害地仕様のエコキュートに関しては一部在庫のある商品もありますが、かなり数が少ないようです。在庫がなければ2～4か月後の納品となる見込みです。
東芝
2022年は一時期全く納品がされなかった東芝のエコキュートですが、現在では生産状況も良くなってきているようです。
2023年現在では発注後2～3日で納品されるようになっています。供給も安定していますし、他のメーカーよりも本体価格も安いため、おすすめのメーカーです。
パナソニック
2023年2月現在では生産状況も復旧しつつあり、ほとんどの製品が2週間程度では納品されるようになっています。もともと生産台数が少ない床暖房対応の多機能タイプや、マンション用のエコキュートに関しては1～3か月以上の時間がかかる見通しとなっているようです。
ダイキン
ダイキンは一番安定して商品が入ってくるメーカーです。一般地用のエコキュートであれば、ほとんどの商品が発注後２～3日納品、塩害地用や寒冷地用などの特殊仕様のエコキュートは、納品されるまでに2～3ヶ月時間がかかりますが、それでも他メーカーに比べて早い方です。
●納期を早める方法は？
納期が早くなったといっても、なるべく早く欲しい！と思われるのは当然だと思います。1日でも早く欲しい場合はどうしたらいいのでしょうか。
まずは、注文時期に注意しましょう。やはり冬は夏の倍以上の需要があるため、冬の交換はなるべく避けましょう。
次に、エコキュートの工事を数多く手がけている販売店に依頼するようにしましょう。エコキュートの在庫を多数抱えていることが多いので、希望の商品をスムーズに手に入れることもできます。
●まとめ
世界的な情勢で仕方がないとしても、生活に必要なエコキュートはできれば早く設置したいですよね。
冬も越した現在、交換するならばおすすめの時期ともいえると思います。今後電化製品の供給がどんどん回復していったらうれしいです。
《この記事を書いた人》
菜花祐樹 YUUKI NABANA
株式会社菜花空調 代表取締役
2004年創業、東北宮城県を中心に空調設備工事・ガス設備工事を主体
に設備工事業全般の事業に携わる。
菜花空調では、経験や技術に基づいた最適なご提案が可能です。「菜花空調」はそうしたプロの業者の1つです。宮城県エリアのあらゆる場所のエアコン、ガス、水道、給湯器等の工事を手掛けてきました。誠実な対応と確かな技術力で地域の皆様からの信頼を獲得しております。仙台をはじめ宮城県の工事の際は、ぜひ「菜花空調」にお任せください。
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