ガス設備工事のときは資格が必要になります。
ここでは、ガス設備工事に必要な資格についてご紹介します。
●ガス設備工事について
ガス設備工事というのは、ガス設備の設置、ガス栓の増設、ガス管の配管などのガス設備に関係する工事のことです。
一般家庭用のガス給湯器など使用するときは、ガスが熱源として必要になります。
ガスを供給するためには、正しくガス配管を設置し、ガス設備工事を丁寧に行う必要があります。
ガス設備工事に万一不具合があれば、ガスが配管から漏れて爆発・火災が発生するリスクがあります。
そのため、安全・安心を確保するためにも、確実にガス設備工事を行う必要があります。
●ガス設備工事に必要な資格
・ガス機器設置スペシャリスト
ガス設備機器の施工や設置のための技術や知識がある作業者です。
一般家庭用のガス給湯器などを設置するときに必要な資格です。
・ガス主任技術者
ガス設備を扱うときに必ず必要な資格です。
ガス設備工事の取りまとめに必要な資格ですが、実際にガス設備工事を行う作業者はこの資格は必要ではありません。
基本的に、この資格はガス設備工事の監督をするものです。
・ガス可とう管接続工事監督者
一般家庭用のガス給湯器などを交換するときは、ガス栓とガス機器を繋いでいるガス可とう管を取り替えします。
ガス可とう管を取り替えするときは、ガス可とう管接続工事監督者の資格を持っている作業者が行うか、あるいは立ち会いしてガス設備工事を監督することが必要です。
・簡易内管施工士
都市ガス内管工事のときに必要な資格です。
例えば、都市ガスの内管設備の撤去工事、新設工事などのときに必要です。
・液化石油ガス整備士
プロパンガスの設備工事のときに必要な資格です。
・ガス消費機器設置工事監督者
排気筒が大型のガス機器などの設置工事のときは必要になるため、ガス消費機器設置工事監督者の資格を持っている人が作業するか、あるいは立ち会いしてガス設備工事を監督することが必要です。